事業内容
製造業の多くが海外に生産拠点を移す中、この鉄骨業界は日本にとどまり日本の建物の品質を守り続けています。東和鋼業は、新技術の取得、新工法をいち早く習得し、時代のニーズに合った技術を供給して参ります。当社は、これからも「誠実に信用を第一とする」を念頭に全社員一丸となって取り組んで参ります。
鉄骨製作業について
鉄骨は建物の中で、「構造」という重要な役割を担いますが、完成後は外壁に囲まれ隠れてしまい、普段あまり目にとまることがありません。少しでも鉄骨製作の現場を皆さんに知ってもらおうと、鉄骨建設業協会と全国鐵構工業協会が制作した、業界を紹介するPR動画を公開していますので、是非ご覧になってください。
「信頼」で築く、建築鉄骨の未来
鉄骨ガールと工場見学
Hグレードとは
法律に基づき、国土交通大臣は、指定された性能評価機関を介し鉄骨製造工場において製作された建築鉄骨溶接部の性能についてS、H、M、R、Jの5段階の性能評価を行います。この制度を工場認定制度といいます。
グレードの摘要範囲
鉄骨製作工場は、溶接を伴う建築構造物を「建築規模」「使用する鋼材」等により5つのグレードに区分して評価されます。
作業工程・管理体制
当社では、組立から出荷まで、ミス・もれが無いように、全てタグで管理しています。
建設会社から受け取った設計図書を基に、鉄骨部分を抜き出し、製作方法、運搬、現場での組立てを考え、工作図を作成します。また、工作図から必要な部品の集計を行い、発注書を作成します。
工場へ納品された材料が発注した物と同じであるか、材質、寸法、数量等を検査して確認します。
材料に、工作図に書かれている寸法通りにけがき作業を行い、プレート等の部品を取り付けていきます。
本溶接をする前に、部材が工作図通りに組立てられているか、コンベックス(巻尺)等を使って検査します。
組立て検査に合格した部材及び部品の本溶接を行います。
本溶接が完了し、製品の形になったものの寸法を測り、工作図通りになっているか検査します。溶接部は超音波探傷器を使い、欠陥がないか検査をします。設計図書の品質を満足した製品のみ次工程に進みます。
寸法・溶接検査に合格した製品は、塗装指示書により塗装の規格、色などを確認し、素地調整のあと、丁寧に刷毛とローラーでさび止め塗装を行います。
高力ボルトの接合面への塗装の塗り込みや塗装ムラなどがないか、また、適正な塗布量が確保されているか検査します。
工事現場で建てるブロック毎に製品を集荷して、トラックに積み込み工事現場へ出荷します。
工場から出荷された製品は、工事現場で建物の形に組立てられていきます。
技術者・設備
東和鋼業は、一人一人の手作業で、作図・組立て・溶接・検査を行っています。個人の能力に合った配属を考え、各々の能力を最大限に発揮できる環境を整えることを最も重要視しています。
技術者
工作図・現寸
工場での製作や現場での建方の際に不具合が起きないよう、細かな納まりを考えて作図するよう心がけています。
主な資格
建築士、建築施工管理技士、鉄骨製作管理技術者
組立て技能者
長いもので12mを超える柱や梁を組立てますが、数ミリの誤差も許されません。ミス無きよう集中して組立てます。
主な資格
鉄骨製作管理技術者、建築鉄骨製品検査技術者、JIS溶接資格
溶接技能者
ただ単に、鉄と鉄を接合するだけではなく内部に欠陥を出さないこと、誰が見てもきれいな溶接だと思われるように意識して仕事を行っています。
主な資格
AW検定工場溶接資格、AW検定ロボットオペレーター資格、JIS溶接資格
検査技術者
製品の寸法や外観を検査しています。寸法が数ミリずれているだけで現場で組立てられないことがあるので、緊張感をもって検査を行っています。
主な資格
鉄骨製作管理技術者、建築鉄骨製品検査技術者、建築鉄骨超音波検査技術者、非破壊検査技術者
生産管理技術者
多数の工事が並行して流れているので、毎日各工事の製作状況をバーコードで管理し、納期に絶対遅れがでないようにしています。
主な資格
鉄骨製作管理技術者、溶接管理技術者
所属技術者一覧
- 一級建築士…2人
- 一級建築施工管理技士…1人
- 鉄骨製作管理技術者1級…7人
- 鉄骨製作管理技術者2級…2人
- 溶接管理技術者(WES8103)特級…1人
- 溶接管理技術者(WES8103)2級…4人
- 超音波探傷検査技術者 レベル2…4人
- 超音波探傷検査技術者 レベル1…1人
- 建築鉄骨超音波検査技術者…4人
- 建築鉄骨製品検査技術者…6人
- AW検定工場溶接資格(代替・鋼製)…4人
- AW検定ロボット溶接オペレーター資格…3人
- 溶融亜鉛めっき高力ボルト技術者…8人
- 建築高力ボルト接合管理技術者…10人
- 鉄骨工事管理責任者…4人